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−王宮・王の間−

レオパルド
「キース隊長。
 やはり国王はどこにもいません。

キース
「一足遅かったか・・・

レオパルド
「国王はどこに逃げたのでしょう。

キース
「本気で逃げられたら
 見つけるのは困難だな。
 しかし、おそらくは
 体勢をたてなおして
 私たちと戦うつもりでいるだろう。

レオパルド
「・・・はい。

アンジェラ
「キース隊長。

キース
「アンジェラか。

アンジェラ
「はい。
 地下遺跡の見張りから
 たった今、報告がありました。
 国王と大臣
 および親衛隊と思われる兵士。
 計8名が
 地下遺跡に逃げ込んだそうです。

キース
「・・・地下遺跡か。
 時間をかせぐつもりだな。
 アンジェラ。
 先に行って
 見張りとともに待機してくれ。

アンジェラ
「はい。

キース
「レオパルド。
 私たちも遺跡に向かうぞ。

−地下遺跡の外−

ロンバルド
「キース隊長は
 みずから戦うつもりでいるのか。

アンジェラ
「はい。
 ですから、それまで
 待機しているようにとの御命令です。

ロンバルド
「・・・そうか。
 アンジェラ。
 悪いんだが、今の命令
 聞かなかった事にしてくれないか。

アンジェラ
「?

ロンバルド
「キース隊長に
 国王を殺させるわけにはいかない。
 キース隊長が国王を殺せば
 この戦いは、権力を奪うための
 戦いだったと思われるだろう。
 俺のように
 得体の知れない人間が
 国王を殺すべきだ。
 キース隊長には
 今後、この国をまとめあげる
 仕事が待っているからな。

アンジェラ
「・・・ロンバルド。
 あえて汚れ役になろうというのですね。
 ・・・わかりました。
 ここで待機するようにという命令は
 伝えなかった事にします。
 そのかわりに私も
 その汚れ役を、やらせてもらいますよ

第22話 血にまみれた手

−闘技場−

ロンバルド
「ずいぶんと、しずかだな。

アンジェラ
「えぇ、おかしいですね。
 国王と大臣。
 その他に9名の人間がいる
 気配は感じません。
 この気配では
 人間がいるにしても
 せいぜい一人だけでしょう。

ロンバルド
「アンジェラがいうのなら
 間違いないのだろう・・・。
 どこか別の場所に
 出口があったのか?

アンジェラ
「そんな事はないはずです。

ロンバルド
「探してみるか。

−業火の部屋−

ロンバルド
「見つけたぞ、娘。
 国王はどうした?

アンジェラ
「もしかして
 あなたが殺したのですか?

ロンバルド
「?
 お前一人で、国王と大臣
 それにあれだけの兵士を倒したのか!

アンジェラ
「お礼をいうべきなんでしょうね。
 帰りましょうロンバルド。

ロンバルド
「国王を倒してくれた事は
 礼をいおう。
 しかし、俺達の仲間を
 殺したのも、この娘だ。
 見逃すわけにはいかない。

アンジェラ
「ロンバルド!
 ・・・しかたないですね。

ロンバルド倒す
「仲間の元にいけるのだ。
 後悔はしていない・・・

アンジェラ倒す
「あなたは、人を殺す意味を
 わかっているのですか?

オボロ倒す
「誰に知られる事もなく
 死んでいくのも運命か・・・

MISSION 22 CLEAR

→「第23話 記憶の傷跡」へ進む

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解 説

別ルートと同じ、ロンバルド+暗殺部隊との戦いです。
こちらでは、キースと国王一味の直接対決を避けるため、
本隊の到着を待たずに地下遺跡に突入、その結果として
ミレニアと遭遇することになります。

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