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エンディング

※このページの本文は、保護色で入れておきます。

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ENDING No.1
全面でPerfect Genocide達成


−西の森の館・祭壇部屋−

※「第26話 救済」で国王エクリプスを倒した場面から続く

???
「・・・人間の娘よ。
 今までの戦いぶり
 全て、見させてもらった。
 どんなに強きものも
 どんなに弱きものも
 同じ様に殺してきたお前だ。
 お前ならば
 私を復活させることができるだろう。
 さぁ、私のもとに来るがいい。

−?−

魔神
「わたしは
 人間を滅ぼすために生まれた。
 人間は
 他の種族を滅ぼす。
 自然を破壊する。
 この世界の調和を乱す存在だからだ。
 お前は、多くの人間を殺した。
 お前が殺す必要のない人間。
 お前を育てた母親。
 お前の肉親。
 お前も
 人間の存在を、否定しているのだろう。
 お前には
 私の復活を
 手伝ってもらいたいのだ。
 その見返りとして
 お前に
 永遠の寿命を与えよう。
(※ミレニア刻人化)
 私の復活に必要なのは
 人間の魂。
 お前ならば
 私を復活させるだけの
 魂を奪うこと
 たやすいはずだ。


−ナレーション−

自分の欲望のため人間は罪を犯す。

・・・罪と悪とは同義ではない。

罪を定義するのはたやすいが
悪を定義することは難しい。

他人を犠牲にするのは罪である。

しかし自分のために
他人を犠牲にするのは悪だろうか?

他人のために
他人を犠牲にするのは悪だろうか?

ミレニアは罪を犯した。
しかし罪は
己の自覚のない状態においては
悪ではないのだ。

人間は刻人と同じように
さまざまな動物を犠牲にして
生きているではないか?

人間は魔神と同じように
さまざまな動物を害をなすからと
処理しているではないか?

人間であることを捨てた
ミレニアは
これらの事に気付いていたのかもしれない。

この後、ミレニアは
この人間の世界を滅亡させるべく
魔神の使い魔として働くことになるが
それはまた
別のものがたりである。

(ENDING No.1 Cleared)

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ENDING No.2
第17話でレッドブラッドのメンバーに碑文を入手された
第24話でキースが死亡


−地下遺跡・祭壇部屋−

※「第25話 痛み」でヨカルを倒した場面から続く

ヨカル
「ミレニア。
 どうやら私の負けの様ですね。
 死ぬ前に
 あなたに話しておきましょう。
 ・・・15年前の事です。
 私はまだ幼かったあなたをさらい
 自分の館に連れてきました。
 そして、あなたを探しにきた
 あなたの両親を
 殺しました。
 私は、今のあなたと同じ様に
 人間狩りをしていたのです。
 ミレニア。
 あなたを育てたのは
 刻人に忠実な兵士が欲しかったから。
 普通の人間の兵士は
 裏切ることがありますからね。
 けれども私は・・・
 忠実な兵士であり
 道具として使うつもりの
 あなたと暮らしているうちに
 忘れていた感情を
 思い出してしまったのです。
 800年近くも生きてきた私が
 たった・・・
 たった、15年
 あなたと一緒に暮らしただけなのに。
 ・・・ミレニア。
 ここから、お逃げなさい。
 今のまま戦い続ければ
 いつか殺されてしまうでしょう。
 これからは
 あなたが本当にやりたい事。
 それを探すのです。
 ・・・ミレニア。
 これで良かったのです。
 あなたに
 こうして殺されなければ
 私が、あなたを
 殺さねばならなかった。
 もし二人で逃げたとしても
 永遠の寿命を持たぬ
 あなたが年を取り、死んでいくのを
 ただ見送らねばならない時が
 来たでしょう。
 そんな
 刻人にとっては、当たり前の事が
 私にとっては
 とても耐えられない事に
 なっていたのです。
 ミレニア。
 しっかり生きるのですよ・・・


−ナレーション−

この後
ミレニアはどうしただろう・・・

戦うことをやめ
何かやりたい事を見つけただろうか?
それとも誰かに
殺されるまで戦い続けたのだろうか?

多くの者が死んでいった。

死んでいったものは何も語らない。

何のために戦っていたのか?
何のために生きてきたのか?

死んでいった者が
生きている者に残していくのは
痛みだけなのだ。

生きている者は
死んでいった者たちに
何ができるだろう。

ミレニアは
それを知るために
生きているのかもしれない。

(ENDING No.2 Cleared)

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ENDING No.3
第17話でレッドブラッドのメンバーに碑文を入手された
第24話でキースが退却 ※
 ※前提条件として、第4話のジェラルド・レインまたは第5話のジュリア生存


−西の森の館・エントランス−

※「第26話 彼方へ」のバトル終了後

キース
「ミレニア。
 ・・・無事で良かった。
 私はあまりにも
 多くのものを失ってきた。
 ミレニア。
 お前まで失いたくはない。
 ・・・あの日
 私はジュリアとともに
 町に遊びに出ていた。
 そして私は
 お前が刻人と一緒にいるのを
 偶然にも見ていたのだ。
 私たちの両親は
 幼かった私の話を信じてくれた。
 そうして、刻人の家にいき
 それきり帰って来なかった。
 幼い私には、お前も両親も
 刻人に殺されたのだとしか思えなかった。
 ・・・子供だった私の直感が
 あやまりでないことは証明された。
 刻人は人間を犠牲にしなければ
 永遠の寿命を維持できなかったのだ。
 ・・・私が
 刻人を絶滅させようとしたのは
 個人的な復讐でしかない。
 そして、その個人的な復讐のために
 多くの仲間を犠牲にした・・・
 それは、私がうらみ続けた
 刻人と何が異なるというのだろう・・・
 ミレニア。
 お前が私の仲間を殺したのではない。
 私自身が私の仲間を殺したのだ。
 結局、人間は自分自身のためにしか
 生きられないのかもしれない・・・
 行こう、ミレニア。
 私たちの、いるべき場所は
 この国のどこにも、ないのだから・・・


−ナレーション−

・・・こうして
多くの人間を殺した妹。
多くの刻人を殺し仲間を裏切った兄は
この国を出ていった。

二人は無責任だったかもしれない。

彼らのしたことは
許されることではないかもしれない。

しかし彼らもまた人間である。
生きていくこと
幸せになることを
誰が否定できるだろう。

もちろん
彼らが幸せになれるかどうかは
別の問題である。

彼らは二度と消える事のない
深い罪をおっているのだ。

(ENDING No.3 Cleared)

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ENDING No.4
第17話で碑文の入手を阻止した
Perfect Genocideを達成していない面がある


−西の森の館・祭壇部屋−

※「第26話 最後の日 最後の夜」で国王エクリプスを倒した場面から続く

国王エクリプス
「うぬぅ!!
 ・・・ミレニア。
 世界は破滅に向かい、歩み始めたぞ。
 余の死によって
 いずれ刻人は、絶滅するだろう。
 そしてそれは
 この世界の破滅へのプロローグなのだ。
 人間と刻人の決定的な違い。
 永遠の寿命か否か。
 その違いについて、考えてみるがいい。
 我ら刻人は、永遠に生き続ける。
 だからこそ、この世界を大切にし
 無駄な進歩を避けることもできる。
 人間に、それが出来るか?
 人間の寿命には限りがある。
 だからこそ懸命に生きる。
 それは、その通りだ。
 しかし立ち止まり
 周囲を見渡すことができん。
 いや。
 道がどこにつながっているのか
 それすらも知らないのだ。
 我ら刻人が必要なのだ。
 永遠の寿命を持ち、人間を導く者がな。
 限られた命である人間は
 欲望に性急になりがちなのだ。
 よりよき状態を求め争いを繰り返す。
 自己の幸せのために他者を駆逐する。
 それは人間狩りとどうちがうのか?
 この国は平和であったではないか。
 永遠の命をもつ、我らがいたからこそ
 不要な欲望が抑えられていたのだぞ。
 わかっているのか?
 お前の責任だぞ・・・

−広場−

レオパルド
「刻人は既に何百年も生きている。
 彼らが生き続けることに
 何の意味があるだろう?
 私たち、人間には
 定められた寿命しかない。
 しかし、だからこそ
 私たち人間は懸命に生きている。
 進歩することを望まず
 ただ平穏に暮らす事だけを願う刻人を
 私たち人間は
 なぜ尊ばねばならないのだろう?
 私たち人間は
 刻人と決別しなければならないのだ!


−ナレーション−

国王エクリプスの死が国中に知れたのは
レオパルドがこの演説を行なった
7日後のことである。

そして、偉大な指導者を失った国は
権力を求める人間達によって乱れていく。

レオパルドはキースの遺志を継ぎ
生き残っていた刻人を
絶滅させるべく活動したが
戦いの途中で力尽き命を落としている。

あれから数百年がたつ。

国王エクリプスが
死の間際に語ったように
世界は破滅に向かっているのだろうか?

(ENDING No.4 Cleared)

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