始める前に、まずはお約束のアレを。
宇宙暦799年、帝国暦490年2月8日。
フェザーン回廊を制圧した銀河帝国軍は、自由惑星同
盟領への大規模な侵攻作戦を開始していた。ラインハル
ト・フォン・ローエングラム元帥直卒の13個艦隊9万
隻余の艦隊はフェザーン回廊から、オスカー・フォン・
ロイエンタール上級大将率いる2個艦隊約2万隻はイゼ
ルローン回廊から、無人の野を行くが如く進撃してきた
のである。
これに対し、自由惑星同盟軍の宇宙艦隊司令長官アレ
クサンドル・ビュコック元帥は4個艦隊を率い、有人星
域の入口であるランテマリオ星域において帝国軍を待ち
構えていた。その数は3万3千隻余、同盟軍の出撃可能
な全兵力である。イゼルローン要塞を放棄したヤン・ウ
ェンリー大将の率いる駐留艦隊1万5千隻余もランテマ
リオ星域へ向けて移動中であったが、未だ合流は成され
ておらず、同盟軍は帝国軍の4分の1にも満たない戦力
で戦場に臨むしかなかった…。
♪BGM:あの音楽(笑)
・・・4分の1ってことは無いと思うけど(詳細は以下の記事参照)。
シナリオ開始直後に、ランテマリオ星域で戦闘が始まります(※)。
※この戦闘に参加している艦隊司令官を担当していない場合、
戦闘はオート進行(簡略表示)になります。
これは他のシナリオ(戦闘から始まるもの)でも共通です。
まずは、この局地戦の状況について。
ランテマリオ会戦 戦力表(微妙に3風) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
同 盟 軍 (惑星ラーティゴスト付近) |
帝 国 軍 (マップ右下方) | |||||
第5<ビュコック>艦隊 第1<パエッタ>艦隊 第14<モートン>艦隊 第15<カールセン>艦隊 |
BCDDDDAA BBBCCDDA BBBB BBBB |
13000 12000 4000 4000 |
本 隊 |
第1<ローエングラム>艦隊 第12<グリューネマン>艦隊 第13<アルトリンゲン>艦隊 第14<カルナップ>艦隊 第15<トゥルナイゼン>艦隊 第16<ブラウヒッチ>艦隊 |
BBT BBB BBB BBB BBB BBB |
3000 3000 3000 3000 3000 3000 |
左 翼 |
第6<ワーレン>艦隊 第8<ミュラー>艦隊 第9<アイゼナッハ>艦隊 第11<ファーレンハイト>艦隊 |
BBCCDDTE BBCCDDEL BBCCCCTE HHHHHHHH |
12000 13000 12000 8000 | |||
右 翼 |
第2<ミッターマイヤー>艦隊 第4<シュタインメッツ>艦隊 第5<ビッテンフェルト>艦隊 |
HHHHHHHH BBCCCCTE HHHHHHHH |
8000 12000 8000 |
<補足>1部隊当たり最大艦数(下線は非戦闘艦)
B(戦艦)・H(高速戦艦)・A(攻撃空母)・T(輸送艦)・E(工作艦):1000
C(巡航艦)・D(駆逐艦)・L(強襲揚陸艦):2000
※3(SP)と比べるとかなり少ないです。
帝国軍の初期配置は、原作とは違って結構適当みたいです。
確かに敵は我が方の3倍近い数ですが、スキもいくつかあります。
1.遠征軍のため、輸送艦・工作艦・強襲揚陸艦といった非戦闘艦の数が多い(計1万隻)。
(同盟軍は一応全て戦闘艦。防御の薄い非戦闘艦を撃破すれば敵の士気が低下する。)
2.ローエングラム元帥の本隊が多数の小艦隊(提督も二線級)に分散している。
(艦隊の全滅→士官の負傷・死亡確率増。ローエングラム元帥を戦死させれば勝利。)
3.帝国軍は3つの惑星に向けてバラバラに直進する。※これは本作CPの仕様ですが
(こちらは全軍が集結しているので、ある程度の各個撃破ができる可能性がある。)
<重要事項>
成功する可能性は低いのですが、僅か3000隻に過ぎない敵第1艦隊を全滅させて、
ローエングラム元帥(帝国宰相・帝国軍最高司令官・第1艦隊司令官)が戦死すれば
一瞬にして逆転勝利を収めることも(一応)可能なわけです。(※)
※勝利条件の一つに、敵最高権力者(帝国宰相/国家元首)の戦死があります。
ただしヨブが戦闘参加することは無いので、同盟は(元首がそのままなら)
この条件で負けることはありません。
ということで、我が同盟軍の戦術は
1.惑星ラーティゴストを囮に半包囲陣形で艦隊を伏せておく。
2.多分数ターン後に敵3〜5個艦隊がバラバラと来るので、集中砲火。
(防御の薄い所を優先、ただし敵第1艦隊が来たら最優先)
その間に惑星スヴェントヴィト・ヤロヴィトは多分占領される。
3.最初の敵をある程度撃ち減らした頃に、スヴェントヴィトを占領した
敵艦隊が転進してくると予想される。また、この敵と軽く戦った辺りで
計12戦術ターン(=1戦略ターン=3日)経過すると予想される。
4.そうすると戦略モードに切り替わるので、統合作戦本部長ドーソン元帥に
ランテマリオ防衛作戦の中止(全軍撤退)を提案する。
彼の性格からして多分採用されると思われる。
※宇宙艦隊司令長官ビュコック元帥の権限での各艦隊撤退指示の場合、
提案が交錯した末に2〜3艦隊が取り残され、撃破される危険がある。
※もちろん、万が一優勢だったらこの提案はしません。
・・・そんなんでいいのか。
でも実際問題、この3日間を士官の犠牲無しで乗り切れれば
後は何とかなります。たぶん。