この国には、刻人(トキビト)と呼ばれる
種族がいた。
刻人は、その血の色と同じ
青い肌をしていたが
刻人と人間の間には
それ以上に、大きな違いがあった。
刻人は寿命で死ぬことがなかったのである。
はるかな昔
この国に現れた刻人たちは
彼らが長い年月で得たものを
人間たちに分け与えた。
それまで文明らしき文明も持たず
ただ生きるために
争いをくりかえしていた人間たちは
こうした刻人の知恵におどろき
おそれると同時に
自分たちを豊かにしてくれた刻人に
深い尊敬の念をもつようになっていった。
こうして刻人が人間を支配する平和な国が
出来上がっていったのだ。
この国に住むほとんどの人間は
この平和な時が
いつまでも続くものと信じていた・・・
ヨカル
「お呼びでしょうか、国王陛下。
国王エクリプス
「うむ。
ひさしぶりだな、ヨカルよ。
そろそろ、お前が育てた人間の娘。
ミレニアを使ってみるぞ。
ヨカル
「!
ミレニアですか・・・
せっかくの、お言葉ですが
ミレニアを使うのは
もう少し待っては頂けないでしょうか?
国王エクリプス
「何か問題でもあるのか?
ヨカル
「ミレニアは
まだ若く、教育が充分ではありません。
またその若さゆえ、永遠の寿命の意味、
刻人(トキビト)の使命を
充分には理解できないでしょう。
国王エクリプス
「別に、構わぬ。
ヨカル
「しかしながら、陛下。
教育が不完全なままでは
他の人間の兵士達と変わりがありません。
これだけの時間をかけて
私が彼女を育てたのは
信頼できる兵士を作るためでは
ないですか。
国王エクリプス
「ならば、いつになれば
あの娘を使えるようになるのだ?
我々に忠実であると
どうやって知るつもりなのだ?
ヨカル
「それは・・・
国王エクリプス
「使ってみるしかあるまい。
ヨカル
「・・・
わかりました。
すぐに、準備いたします。
ヨカル
「ミレニア。
ようやく、あなたも
陛下のために働く日が来ました。
あなたの使命は
この館で人間と戦うことです。
・・・私たち刻人は
数百年前、この国にやってきました。
その頃、人々の間には
争いが絶えませんでした。
まだ文明と呼べるようなものは
何も持ってはいなかった頃です。
私たち刻人は
そうした人間に、文明を与えました。
人間は、私たちが与えた文明を
驚くほどの早さで吸収し、人間の暮らしは
ずいぶんと豊かになりました。
しかし人間は、それだけでは満足せず
私たち刻人と同じ様に
永遠の寿命を得ようとしたのです。
そして、その時
多くの刻人が殺されました・・・
私たち刻人が
人間と戦う理由について
今はこれ以上説明しません。
けれども、あなた自身が
人間と戦っていくうちに
少しずつ、わかっていくはずです。
ヨカル
「もちろん人間を殺す事は
簡単な事ではありません。
けれども、ミレニア。
あなたなら
きっと
うまくやれるはずです。
ヨカル
「この部屋は、祭壇の部屋です。
ケガをした時には、
祭壇にある青いルーンに触れなさい。
ケガを回復することができます。
ルーンに触れると体力が全回復します。
1つのルーンは、1つのミッション中に
1度だけ使うことができます。
この館には、他に3つ
全部で4つの部屋があります。
あとで、自分で確認しておきなさい。
○ボタンでマップを見る事ができます。
ミレニア。
トラップの使い方も確認しましょうか?
→ はい
いいえ
以下の説明は、選択肢「はい」の場合のみ
トラップは、自分がいる部屋に
仕掛ける事ができます。
トラップ設置モードには、
○ボタンでメニューをひらいて入ります。
仕掛けられる個数は、
それぞれの部屋の
天井・床・壁に、1つずつです。
天井のトラップは △
壁のトラップは □
床のトラップは × で起動。
起動させたトラップは
自動的に再設置されますが
再設置には時間がかかります。
ですから、一つの部屋に
とどまって戦おうとするのではなく
全ての部屋を使った方がいいでしょう。
それぞれの部屋にある地形や仕掛けを
上手にトラップと組み合わせれば
簡単に侵入者を倒す事もできるのですよ。
ダール
「イヤな感じの館だな。
・・・だけど、
刻人様が
俺なんかを呼び出して
どうしようっていうんだろう?
誰かいますか!
ヨカル
「呼び出しておいた人間が
やってきたようですね。
ミレニア。
気をつけて戦うのですよ。
ヨカル攻撃当てる
「やめなさい、ミレニア。
あなたが倒すべき相手は
私ではないでしょう?
それとも・・・
私を殺そうというのですか?
→ はい
いいえ
ヨカル選択肢「はい」の場合
「あなたは、育ての親である
私を殺そうというのですね!?
わかりました。
後は知りません。
一人でやりなさい。
(消える)
ヨカル選択肢「いいえ」の場合
「悪ふざけがすぎますよ。
後は知りません。
一人でやりなさい。
(消える)
ダール遭遇
「キミは!?
俺、いや、私は刻人様が
呼んでいると言われたんで
この館に来たんですが・・・
・・・どなたか、
いらっしゃいますよね?
→ はい
いいえ
ダール選択肢「はい」の場合
「申し訳ないですけど
呼んできてくれませんか。
(その場で待機)
侵入者はトラップで倒す事ができます。
トラップ設置モードには、
○ボタンでメニューをひらいて入ります。
ダール接近する
「ん?
案内して下さるんですか。
じゃあ、あなたの後をついていきますね。
(追跡開始)
ダール一定時間経過
「待てよ・・・
・・・あやしいよな。
やっぱり、帰ります。
(退却開始)
ダール選択肢「いいえ」の場合
「えっ!?
もしかして、冗談だったのか?
ちょっと、調べさせてもらいますよ。
(奥へ入って行こうとする)
侵入者はトラップで倒す事ができます。
トラップ設置モードには、
○ボタンでメニューをひらいて入ります。
ダール攻撃当てる
「な、なんだ?
何かヤバそうだな。
・・・帰った方が良さそうだな。
(退却開始)
ダール退却時
「いったい、何だったんだ。
(退却)
→MISSION 1 CLEAR後、「第2話 戯れの代償」へ分岐
ダール倒す
「な!
なにが、おきたんだ・・・
※ヨカルが消えてしまった場合除く
ヨカル
「よく、やりましたね。
ミレニア。
これからも
この調子で、がんばりなさい。
MISSION 1 CLEAR
→ダールを逃がしていなければ「第2話 帰らずの館」へ分岐
このシリーズでは、第1話はチュートリアル面というのが
お約束なのですが、影牢ではヨカルさんを攻撃できます(笑)
メガロックやスモールボムなどを当てて直後に部屋を出れば、
説教を回避しつつArkを若干稼ぐことができます。
それと、「あなたの使命はこの館で人間と戦うことです」
というかなり不条理な始まり方で、第一村人を殺害します。
「この調子で、がんばりなさい」ということで、次回に続きます。