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序 章

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第1話 契約者

−玄関前−

何者かが心によびかけてくる。
 「闇の子よ、力を求めるものよ…
  血の契約を結び、
  我が復活を助けよ。」

あやしい気をはなつ館のとびらを
 彼は自らの手でおし開けた…。

−エントランス〜1階廊下〜中食堂−

(?)
だれだっ!?

ゴトバルス?
この館の人間…ってわけじゃないな。
なるほど、この館に眠る「力」をねらって
来たってところか。
この刻命館にねむるといわれる強大な力。
それを人は「闇の力」と呼んでおそれる。
だが、手にいれてしまえばこちらのもの。
おのれを助けるすばらしい力になるのだ!
(※鍵あける)
しかしな…
残念だがお前は、その闇の力は
手に入れられんよ!
なぜなら、館の力はこのオレが
いただくからだ!」
(※ドアを開け、走り去る)
(※アルデバランに遭遇)
な、なんだてめえ!?
ヒィィッ! や、やめろォ!!
(※斬られる)

アルデバラン
…おや?
そこにも一人いますね…
さっそく、おもてなしをいたしましょう。
ヒイッヒッヒッヒッヒッヒ!

????(戦士イドリゴ)
あぶない!!
(※主人公、振り向く)
早くこっちの部屋へ来いっ!
(※ついていく)
やばいところだったな!
ヤツはこの館に住みついて人をおそい
続けているアルデバランという男だ。
オレの友もヤツに殺されたんだ。
今日はそのカタキうちさ。
…キミが何をしに来たのかは知らんが
命があったらまた会えるだろう。
(※走り去る)

−1階廊下−

(商人ドニール)
おや。あなた、旅人ですね。
私、名もない旅の商人でございます。
この館にやってくる方を相手に
商いをさせて頂こうと思いましてね。
あなたも闇の力を求めておいでですね?
2階には行かれましたかな?ククク…
もっとも2階に行くにはエントランスの
左のドアを開けなければなりませんがね。
話では大書斎にそのカギがあるらしいです
よ。探してみてはいかがですか?ククク…
では、どうかごぶじで。
いや、本当はひどい目に会われて
薬草でも購入していただけると
うれしいのですがね。ヒッヒヒヒ…

(大書斎のドアの前)
ドアにレリーフがかかっている

−大書斎〜牢屋〜エントランス−

※魔神の足・メタルスマッシュ・銅の檻の順に
 トラップを起動すると隠し扉が開く。
 一瞬、頭上にアスタルテの姿が見える。

(1階・牢屋の床)
ドクロのカギを見つけた

(エントランス左の扉)
ドクロのカギを使った

※これで、マップ左側のリフトから
 2階へ行けるようになる。

−2階・中居間−

(※破滅の落石が作動)

アルデバラン
はずしたか…
まあいい…
じかに切り刻んでやるわ!
ヒャーッハッハッハッハ!!

(※暗転)

アルデバラン
な、なんだこれは?
なぜ仕掛けてもいないトラップが
こんなに出て来る…?

(※電撃鉄格子でアルデバランを捕獲)
契約の証を奪い取った

※女の笑い声がして、
 魔界ゲートに入れるようになる。

−魔界ゲート−

アスタルテ
ようこそ復讐を望む者。
ここは闇の館、刻命館…
この館には大いなる「闇の力」が眠っている。
それを引き出せる者は全てを
思いのままにできるであろう。
しかし、その力を引き出せるのは
契約の証を手にした者のみ。
そしてそなたは今アルデバランを捕らえ、
証を手にした。
私は、より優れた者にその力を使って
もらいたい。しょせんアルデバランは
闇の力を使うに値しない、おろか者。
それはかつてゼメキア王子であった
○○○○、そなたにこそ
ふさわしい。フフフ…。
私の後ろにあるフォースクリスタル。
闇の力を欲するときは、これに問いかけるが
よい。さればいつでも力を引き出せよう…
しかし…そなたにこの闇の館で生きる
覚悟はできておるか?
その覚悟を見せてもらわねば…
今、この館に入ってきている
おろかな人間を、電撃鉄格子を使って
捕らえてから、また来るがよい…
フッフフフ…
(※アスタルテ、消える。)

−2階・廊下−

(イドリゴ)
んん? なんだこの壁、
かくしドアか。
全く、変な館だぜ……
それにしてもヤツはいったいどこに
ひそんでいるんだ…?
ん?
おっ、キミか!無事だったみたいだな。
残念ながらヤツを見失ったよ。
だが、絶対に見つけてカタキをとるぜ!
……んっ?
ちょ、ちょっと待て!
そのリングは…
お、お前!それはもしや
契約の証!?
闇の館、刻命館の住人のみが持つという
いまわしいリングじゃないのか!
…そうか、よめたぞ!
お前もヤツとグルだったんだな!?
おそわれるフリをしてオレをだまして!
ちっくしょう、友のカタキだ!!

※電撃鉄格子でイドリゴを捕獲すると、
 話が先に進む。

アスタルテ
一度は助けてくれた人をも捕獲する…
フフフ…
でもそれくらいでなければ
この館では生きていけぬであろう。
そなたのいきごみ、しかと見とどけた。
これからはそなたがこの館の主。
捕らえた人間を殺すも魂を抜くも、
ここでは全てそなたの思うまま。フフフ…
ぞんぶんに「闇の力」をお使いください。
ご主人様のお気に召されるままに…

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解 説

闇の館・刻命館の主は「契約の証」というリングにより
館に眠る闇の力を行使することができるという。

イドリゴも知ってたみたいなんですが、
ゼメキアでは普通に知られているんでしょうか。


あと、このリングってやっぱり指輪でいいんでしょうか。
当時、一部では「首輪じゃないか」「いや頭輪だろう」
といったアレな説もあったことを補足しておきます。

主人公は(多分)アスタルテが仕込んだトラップを使って
前の館の主・アルデバランを殺し、新たな主となります。
後の方のストーリーからすると、無能なアルデバランに
不満を持っていたアスタルテ(または魔神)が新たな主を
探していて、火炙りにされていた主人公を拾ったのでは
ないかと思われますが、実は一連の事件に初期段階
(ユリアスの暴走)から関与している可能性が高い
です。

他にも
本当はひどい目に会われて薬草でも購入していただけると
 うれしいのですがね。ヒッヒヒヒ…」
なんて言い出す商人など、かなり見所の多い第1話です。

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第2話

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