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→第3話
(忍者パトリオット)
ここでござるな、村人からの報告があった
館とは…
戦士カイン
ううん…。
うわさには聞いていたが
何ともいかがわしい雰囲気だな。
それに何だろう、あの得体の知れない、
レリーフのようなものは?
パトリオット
はてさて… 私はあのような物は
見たことはございませぬが。
カイン
それにしても、ふみこむのをためらわせる
まがまがしい気が、わき出ているな。
…かといって、命令には背けないし。
…こうしていてもしかたない。
よし、かくごを決めて行くか。
パトリオットも気をつけて!
パトリオット
むおっ!?
もしや、そなたが館の主人か!?
わしはエンゼリオの偵察部隊所属、
パトリオットじゃっ!
村人が戻って来ないとの情報より、
わが国王の命を受けて偵察に来た!!
我が国の民をどうした!?
言いたくないか!
かまわん。それならば
力ずくではかせてやるわ!
カイン
ん!
あなたがこの館の主人…
…?
ま、まさか、あなたは
○○○○王子!?
そんな、バカな?
くっ!!
おい、パトリオット!
引き上げよう!
もう任務はすんだ!!
(※消える)
アスタルテ(声だけ)
1階の魔力室がおかしいようね
魔力室は館に入って
右に行った方にあるわ
魔法使いマゼンタ?
ちい、見つかってしもうたか!
おぬしがこの館の主人じゃな?
わしはエンゼリオ騎士帝国の
特殊任務隊の者じゃ。
ある任務があっての。ちょっとした
さがし物じゃよ。ふっふふ…
じゃまされるといかんのでな。
明かりを消させてもらうわ!
(※突然、謎の光)
グワァァァァァァァ!!!!!
バ、バカな…これは…
なんだ、この…邪悪な力は…?
ぐふっ…
守護族 クールボー
やはり刻命館から、闇の力が!
とうとう魔神が復活を始めたってことね?
それほどの力を持つ契約者がいるなんて…
古の勇者の血を引く者として
魔神とその契約者を倒して
世界を守らなくては!
…うん?
…感じる……
…感じるわ!!
まちがいない!
これは魔導器の感覚ね!?
魔導器の一つが館の中にある!?
…これはちょうどいいわ!
魔導器を破壊してしまえば
魔神の復活も不可能になるし!
どこかしら…ううん…
…炎? 炎が見える…
炎の近くにある…どこかの部屋の炎…
ダンロの炎! そこに魔導器があるのね。
よしっ!
クールボー
あなたね!魔神を復活させようとしている
契約者は?
私は守護者クールボー。
魔神の復活とそれをたくらむ
邪悪なる者を倒す使命があるの!
邪悪な者よ!名を名乗りなさい!!
<選択肢>
→名のる
→名のらない
「→名のらない」を選んだ場合
名のりたくないというのね。
ふふん、いいわ。
勇者の血を引く私にとって
あなたの名をよむ事ぐらい…
(※以下の台詞は名のった場合と共通)
「→名のる」を選んだ場合
な、なんですって!?
まさか、そんな…
まさか古の勇者の一人と…
ええい、まぎらわしい男め!
覚悟なさい!
(※捕獲)
ゆ、勇者の血を引く者が
なんてぶざまなこと…
い、いずれ他の勇者の子たちも
魔神の復活に気づいてやってくるわ。
その時こそ、あなたも魔神も
おしまいよ!!
ふふ…。魔導器の一つ、あの宝石も
いまごろ炎で焼かれているでしょう…
それだけでも十分だわ…
火があかあかともえている
魔神の宝石を見つけた
(※アスタルテ、どこからか現れる)
アスタルテ
こんなところにあったのですか……
それは魔導器のひとつです。
魔導器は、この館の魔神を
長き眠りから覚ますのに絶対に必要なもの
なのです。
特にその魔神の宝石は、魔神の眠る
祭壇へのドアを開けるカギにもなって
います。
それに、魔導器は人間の欲望を
かりたてる力があります。
いずれ、それを手にした者が
館にやって来る事でしょう。
己の望みをかなえようと…
○○○○さま。
魔導器をお願いいたします。
必ず、人間どもから奪い取って
下さい……
(※どこかへ消える)
この第4話の侵入者は全部で4人ですが、実は所属や目的がバラバラです。
まず最初に登場する忍者パトリオットと戦士カインの2人組から。
パトリオットは本人の台詞にもあるようにエンゼリオ正規軍所属。
カインは状況から推測するとゼメキア国内の親エンゼリオ派で、
次の第5話で登場するフィアナ姫の侍女チタとデキています。
それで、もと王太子の主人公のことを知っていたわけです。
カインの台詞「もう任務はすんだ!!」から推測すると、2人の任務は
「刻命館の主が何者かを調べてくること」だったのでしょうか。
多分カイン×チタで深い裏話があると思われるので、誰か書いて下さい(笑)
次はエンゼリオの魔法使いマゼンタ(名前は出ない)です。
騎士の国・エンゼリオにおける魔法使いの位置付けは不明ですが、
ここでは館の魔力の源を探しに来ているようです。
目的が冒頭でアルデバランに斬られたゴトバルスと同じです(笑)
最後は勇者の子孫・護符の守護者クールボーです。
彼女の台詞には重要情報がいくつか含まれています。
魔神の復活、魔導器、勇者の子孫・・・
読み飛ばしても先には進めますが、伏線だったりもします。
ところで、「他の勇者の子たちも魔神の復活に気づいてやってくる」
と言っていますが、結局そんなことは無かったような・・・
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