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→第23話
ユリアス
ザムール。
そろそろ兄とケリをつけねばなるまい。
ザムール
…
ユリアス
どうした? 何か不安なのか…
ザムール
いえ…
ユリアス
ザコどもをつれていったところで
どうせ役には立つまい。
私とお前の2人で行く。
ザムール
…
ユリアス
ここが刻命館か。
ふん、汚らしい館だ!
こんなところでモグラのように!
ザムール
…
ユリアス
さっきから反応が悪いな、ザムール。
…臆病風にふかれたか?
らしくもない!!
入るぞ!!
ザムール
…
※消える
ユリアス
ついに現れましたね、兄さん。
お元気そうでなによりです!
しかし、あなたは確か、
あの時死んだはずではないのですか?
なぜこんな所でおめおめと
ムダな生を続けているです?
死んだ人間はおとなしく地獄で
あえいでいればいいのですよ!
魔神になど救われて情けない!
一族の汚点です…
汚点は今すぐに断たねばなりません。
死んで下さい!!
※魔姫系で攻撃
ユリアス
貴様―!そこまで落ちたかー!
※倒す
ユリアス
…兄さん……
…くらい…くらいよ……
ここは…どこ……
※消える
ユリアス
…うぅ、に、兄さん…
僕はいったい…
…そうか思い出したぞ、僕はザムールに…
僕は…兄さんに謝らなくちゃ…
…僕はフィアナのことが好きだった…
でも…その気持ちが、魔神につけこむ
スキを与えて…
僕は…いまさら自分のやったことを…
言い訳…しようとは…思わない…
でも…これだけはわかって欲しいんだ…
僕は…フィアナを愛していたし
兄さんの事も…
…兄さん、僕の最後の望みを
聞いて…
魔神の復活なんて…やめて…
復活させたら…世界は亡んでしまうよ…
世界を…世界を
破滅させるようなことは…
し…しないよね…
大好きなに…いさ…ん…
アスタルテ
フッフフフフ…
もう少し……
復活はいよいよ目前まで来た…
ザムール
確かに…
滅亡してしまえば、それを支配するなど
意味は無いわ。
しかし私ならば、破滅させることなく
世界を征服できるのだ。
なぜなら私の力をもってすれば
魔神を手中におさめられるからな!
クックククク…
物語はいよいよ佳境を迎え、ユリアスが自ら刻命館に乗り込んできます。
しかし、彼のクレッセントビーム(謎)は横移動で避けられます。敵ではありません。
展開によっては、復活させたフィアナ姫を召喚して襲わせても良いでしょう(笑)
さて、お約束かもしれませんが、ユリアスは何者かに利用されていただけでした。
正気を取り戻した弟王子の告白も、この期に及んでは空しさを残すものです。
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